行者山山頂近くの行者堂の階段に腰掛ける。
30年前から始まった埋め立てのために海が遠くなったが、戦艦
「大和」のマストが島を越えて見えたとか、小舟で漁をしていた
祖父が原子爆弾の爆風で海に投げ出されたとか、その祖父も
私が3歳の時に亡くなったとか、思春期の頃に眺めていた海だ
とか、そんなこと。

行者堂を振り返ると、近年建設された国泰寺修験道場のコンク
リート造りの建物があるので、行者堂は撮影できなかった。

立派に根を張っていた松の木も、今はない。
どこにいったのだろうか。










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草津小旅行
1999年11月14日